今月は 給湯に要する電力量について報告します。先ず 基本的な事を少しお話します。今回データ協力を頂いたOB客様は、全て「時間帯別電灯契約」という電気料の契約を中電と結んでいます。この「時間帯別電灯契約」(以下TOU)とはどんなものかと言いますと、23:00〜7:00(8時間)の間電気量は通常料金の約3分の1、そのかわり 7:00‾23:00(16時間)は、電気料が通常の125%になるという契約です。これに対して「深夜電力契約」という契約が有り、この場合は、電気温水器の7:00‾23:00の電力料金のみが約3分の1になり、昼間の料金は変わらずというものです。基本料金も含めて考えるとTOUの方が有利になるのでTOUを薦めさせてもらっています。
 このTOUの場合、夜間電力使用量には、23:00‾7:00までの全ての使用電力が一緒に請求されてきます。ですから、蓄熱暖房をお使いのお客様は、夜間電力使用量として、暖房に使われた量、給湯に使われた量、その他家電、とが合算されて計上されます。この内訳がどうであったかは明らかになりません。

 そこで今回の内訳計算の手順は、先ず、一般家電の夜間使用量は「冷蔵庫、シャワートイレ、24H換気、その他プラスα」とし、算定します。その後 蓄熱暖房でなくFFストーブを使用しているお客様の夜間使用量から、この家電使用量を引くと、給湯電気量が求まります。次に総夜間電力量から家電と給湯電気量平均を引いたものを暖房電気量と推定するという方法で行う事とします。  先立って昼間使用電力量について説明します。昼間とは言うものの7:00‾23:00の暖房、給湯を除く電気使用量ですから、灯油で暖房給湯をしている家庭の電気使用量にほぼ匹敵します。(IH除く)

 

グラフ1を見てください。これは、当社のお客様の月別昼間電力量の平均です。1年間を通じて電気使用量がほぼ均一です。冬季になって電気料が跳ね上がらないのは、凍結防止帯が無く、電気コタツ等も使われていない為です。1月はやや高めですが、冬が原因というよりは、お正月のせいでしょうね 。



続いてグラフ2をご覧ください。A〜Pまでの16邸を延床坪数の順にならべ、各邸の年間昼間電力使用量をグラフにしました。延床坪数は、昼間電力使用量と関係ないという事が読み取れます。H邸、I邸、P邸が突出していますが、H邸は、合併浄化槽の排水を常時ポンプアップしているのが原因だと思われます。
P邸はご自宅で塾をされているのが影響していると思えます。I邸は、原因がはっきりしませんので、聞き取り調査に伺う予定です。この、突出した3邸を除いて、平均しますと、その他のお宅の昼間電力使用量は、2.705KWH/年となります。基本料金を除き、電力料金を(25円/KW)として計算しますと、年間の昼間電気料は、71,006円(税込)、5,917円/月となります。この額に、給湯電気料、暖房費、夜間家電費を足した額が、当社お客様の、年間平均電気料となります。

次に給湯に要する電力量に移ります。表1を見てください。電気温水器+FFストーブをお使いのお客様の世帯人数と年間給湯使用電力です。グラフにしたものがグラフ3です。世帯人数と給湯電力量は比例しそうなものですが、グラフを見るとそうとも言えない、各家庭の使用状況によると考えた方が良いようです。

表1   

続いて表2をご覧ください。「住まいと電化」に掲載されていた中部地方の給湯電力量のシミュレーションです。

表2 表3


 

表3は当社お客様の実績平均です。グラフにしたものがグラフ4です。見事に一致していますが、実は少し問題があります。
 
 その問題と、暖房コストについては、次月号にて報告します。

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