2003年分のランニングコスト調査報告から、早、4年が過ぎました。一昨年より異常な灯油高となり、また、地球温暖化の危機、CO2削減が声高に叫ばれるという、エネルギーを取り巻く状況は、ますます緊迫感を増しています。「省エネ、快適」が社の目標である当社もこの4年間にある変化をしてきました。変化と言っても、「省エネ、快適」という社の方針に大きな方向転換が有ったわけではありません。2003年に「ゼロエネルギーハウスへの道」という特集を「へいへいほー誌上」にて組みましたが、その際発表させてもらった道筋に沿って「ゼロエネルギー仕様」に徐々にステップアップして来たというのが変化の実体です。「ゼロエネへの道」は、端的にまとめますと、「高性能住宅+ヒートポンプ+太陽光発電+小さな工夫」にて到達できると言う内容でした。当時は、エコキュートの普及もそれ程でなく、(なおかつ、現在も非常に高価です。)「暖房性能に特化したエアコン」も発売されていませんでした。当社のお客様でも、エコキュートをほぼ全邸に納めさせていただくのは、2005年後半からになります。また「暖房性能に特化したエアコン」による暖房システムは発売開始が、2005年暮れであり、2006年後半からほぼ全邸に設置させていただきました。 今回調査協力いただきました6軒のお客様は、2006年7月以降完成入居、1年以上経過というOB客様です。太陽光発電塔載量の大小、有無という違いは有りますが、2003年に発表した「ゼロエネ仕様」にほぼ一致する住宅システムです。早速検証に入らせていただきます。 まず表1をご覧下さい。お客様の基礎データと、年間光熱費実績です。A様の「‐19,221円」は、売電費が買電費を上回ったと言う事です。F様は、調理にLPGをお使いですが、「6,640円」は、支払ったガス代も含んでいます。使用ガスエネルギー量を電力換算しますと、ガス代金の方が2万円強高いと計算できます。 ![]()
「年間光熱費実績」の横の欄に「年間光熱費予測」の欄があります。これは、当社が完成見学会にお借りした際に、新聞広告誌上等に掲示させていただいた「予測値」です。誇大広告にならぬ様に、「内輪に、内輪に」と心がけるのですが、E様では、1万6千円ほどオーバーしてしまいました(反省してます)。今後ますます予測値の精度を上げ、「クリエイティブホームの予測値の内輪には納まる」という評判を確立したいと思います。 続いて表2をご覧下さい。太陽光発電を載せていないとした場合の、使用電力、年間光熱費を表にしたものです。年間光熱費平均は、「116,909円」です。4KWの太陽光発電の発電量を金銭換算しますと、(12万円〜13万円)になります。データ的にも、4KWの太陽光発電を塔載すれば、無理なく「ゼロ円ハウス」が実現する事を示しています。 ![]()
年間光熱費「116,909円」も、驚くべき数字ですが、年間使用電力=7,099KWHも凄い数字です。ちなみに「2003年ランニングコスト調査」の際に、報告しました電気温水器による給湯電力の当社平均は 5,591KWHでした。「つまり電気温水器1台の年間電気使用量に1,508KWHを増すことで、給湯も、暖房も、調理も、一般家電もまかなってしまっているのです。」この7,099KWHは単位を替えますと 7,099KWH=25,556MJになります。この年間消費エネルギーを地域別平均のグラフの中に組み込みます。 「そこでグラフ1を改めて見てみよう」どうです。九州地区の平均より30%以上低い、北海道の3分の1、全国平均の約半分という数値です。 出典:(株)住環境計画研究所「家庭用エネルギー統計年報2001年版」1次エネルギー消費で比較しますとグラフ2になります。1地域の約半分、当社を下回っているのは、6地域のみです。6地域というのは、沖縄県の事です。 この7,099KWHは理論値でなく、昨年のOB客様の、実績平均です。「この厳寒の信州で、九州地方の、70%以下のエネルギーで1年間暮らし、1次エネルギーベースでも、沖縄県とほぼ同消費にて、1年間を過ごしたのです。」7,099KWHの意味をお分かりいただけたでしょうか。今月は、ここまでにしまして、来月は、2003年との比較、CO2削減率、新たに1年間を経過された方のデータ追加等、報告したいと思います。 出典:NEDO技術開発機構 住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業ー住宅に係わる物ー 公募要領より
|

2003年分のランニングコスト調査報告から、早、4年が過ぎました。一昨年より異常な灯油高となり、また、地球温暖化の危機、CO2削減が声高に叫ばれるという、エネルギーを取り巻く状況は、ますます緊迫感を増しています。「省エネ、快適」が社の目標である当社もこの4年間にある変化をしてきました。変化と言っても、「省エネ、快適」という社の方針に大きな方向転換が有ったわけではありません。2003年に「ゼロエネルギーハウスへの道」という特集を「へいへいほー誌上」にて組みましたが、その際発表させてもらった道筋に沿って「ゼロエネルギー仕様」に徐々にステップアップして来たというのが変化の実体です。

