![]() 今月は、先月号と同様に、先ず 表3、表4をご覧下さい。この3月で新たに入居1年を過ぎました4邸のOB客様のデータをいただき、先月御紹介させていただいた6邸のOB客様と合わせて10軒のお客様の平均としてまとめさせていただきました。現在 お客様に建築させていただく住宅の平均的な数値と考えていただいて良いと思います。これからもOB客様のデータを逐次いただきますが、直近20件のお客様のデータを、集計させていただくまでは表4を当社の平均値として使用させていただきます。 先月の平均値よりは、やや下方修正ですが、太陽光発電を除いた数値で、年間光熱費平均=118,999円、年間使用電力平均=7,344KWH・・・(余韻を楽しんでいます。) いずれにしても素晴らしい数値で、胸を張りたい気分です。もう1点「年間光熱費予測」と「実績」の的中率は「9勝1敗」という率になりました。 ![]() ![]() このデータを2003年平均と比較して見たのが表5です。 2003年時点では、給湯=電気温水器、暖房=蓄熱暖房器がフル電化住宅の標準システムでした。2003年の平均から比べますと、昼間消費電力が544KWH増えています。これは、エアコンにて暖房した為です。(蓄熱暖房器は、全て夜間電力)また夜間電力が7,669KWH減になっています。2003年時は夜間電力の9割以上が、給湯暖房の電力消費であったことから、これは、給湯暖房の電力消費が著しく減った為と考えて良いと思います。もちろん一般家電が省エネ仕様になったことも影響があるのでしょうが、2003年データでは、一般家電の総消費が、4,135KWHでありましたので、その30%が削減したと仮定しても、トータル電力量 7,115KWH減の内 5874Wは 給湯暖房の消費電力が減った事になります。グラフ3 にまとめてみました。給湯暖房に要する電力が半減以上したことが見て取れます。 ![]() ![]() 「年間光熱費ゼロ円ハウス」は既に現存していますし、この調査からも明らかなように、4KWの太陽光発電を設置しさえすれば、「ごく当たり前に建設できる」事がわかりました。いよいよ次のステップです。消費電力が、太陽光発電量を下回る家=真なるゼロエネルギーハウスの実現まで、もう目と鼻の先です。 既にゼロ円ハウスを実現しているお客様のデータを元に検証してみます。こちらのお宅での実消費電力は 6,570KWH/年でした。太陽光発電は、4.08KWを塔載し、その年間発電量は、5,338KWHでした。これを計算しますと、あと0.94KW(パネル6枚) 合計5.02KWの太陽光を塔載していれば、「真なるゼロエネルギーハウス」が実現していた訳です。 金銭的には、年間48,000円強のプラスになります。 今、この「真なるゼロエネルギーハウス」のプロジェクトを、ミサワホーム(敬称略)が、旭川にて、実験棟を建設したところですが、その実験棟の太陽光塔載規模は、なんと、9.8KWだそうです。この信州という地で、太陽の恵みに感謝したいと思います。 「省エネ性は良くわかった、でも住まいの温度環境はどうなの?」と聞いてみたくなるところです。昨年‘07、4月〜本年’03、3月まで、光熱費ゼロ住宅のお客様宅にて、温度調査をさせて頂きました。「我慢して暮らしてのゼロエネでは、価値がありません」(もちろん、もったいないは、大事です)調査は6測点(外気温、1Fリビング゙、1F脱衣室、2Fホール、2F寝室、床下)を4時間おきに、1年間記録させていただきました。冬のデータは、本年の厳冬のデータです。冬のデータとして、2月1日〜7日までの0:00〜24:00まで4時間ごとの温度平均、夏のデータとして、8月1日〜7日までの同様な平均をグラフ4、5に示しました。 先ず冬、グラフ4についてコメントします。こちらのお客様宅では、1Fリビング゙と、2Fホールにエアコンが設置されています。外気以外の各測点が、24時間温度の変動が少ないのに気がつきます。それから、主熱源の設置されている1Fリビング゙と、その他測点に最大5度くらいの安定的な温度差が有る事にも気がつきます。これが、実は狙い通りの結果なのです。これ以上の解説には踏み込みませんが、満足しています。 次に夏、グラフ5をご覧下さい。屋内各測点の24時間の温度変動が少ないのは、冬と同じです。冬は、暖房によって、熱を補充しますから、24時間の温度が安定するのは分る気がしますが、こちらのお宅では、夏中1回もエアコンをかけなかったそうです。それなのにどうして、各測点とも24時間温度変動が少ないのでしょうか?不思議ではありませんか。これがこの住宅の特徴なですが、様々な工夫によって実現した事です。 ![]() ![]() 今月は、ここまでにさせていただきます。来月は「CO2削減計算について」当社の基準としている事を述べるとともに、「2007ランニングコスト調査のまとめ」を行いたいと思います。
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