![]() ご存知の方も多いと思いますが、当社では、「1型」「2型」の2通りの断熱性能の住宅をラインナップしており、御客様にお選びいただけるようにしています。今月は、この二通りの断熱仕様の「年間光熱費と年間消費電力」の比較から始めますが、先ず 2つの断熱仕様の違いについて、説明します。 皆さんは、家を新築するに当たり、「ある基準以上の省エネ住宅(暖冷房について)を建築するように」という法律があることをご存知でしょうか?「聞いた事がない」という方が多いでしょうが、実は、そんな法律があるのです。 「エネルギーの使用の合理化に関する法律」と言うものが、昭和54年にできまして、その法律に基づき、「住宅に関する省エネ性の基準」が策定されました。「この基準以上の省エネ住宅を建築しなさい」というわけです。その後、省エネの必要度が増すと共に、平成4年、平成11年と、2回の大幅改正が行われました。この平成11年に改正された基準を一般に「次世代省エネルギー基準」と呼んでいます。この次世代基準では、全国を6地域に分け(寒さの厳しい順に1→6)各地域の断熱性能基準を決めています1地域は北海道の大半と、東北の一部、2地域は、青森、岩手、秋田の大半と、他県山岳部の一部です。ちなみに、(原村、富士見町、茅野市、塩尻市、伊那市)=2地域に、(諏訪市、岡谷市、下諏訪町、松本市)=3地域に、区分されています。他社の広告に「次世代基準3地域対応」とうたっている物を目にしますが、茅野市とか、原村に建築すると基準違反という事になります。 法律では、「建築主(施主様)は、省エネ住宅を建てる様努力しなさい。」「関係省庁はその基準を作りなさい」という事ですから、別に違法建築物ではないのでしょうが、これだけ「地球温暖化、化石燃料の枯渇」と大問題になっている時代に、「もっと厳しく運用しても」とは思いますね。 ここで、当社の断熱仕様に戻りますが、この次世代省エネ基準に沿って、「次世代省エネ基準1地域適合=1型」「2地域適合=2型」と2通りの断熱仕様をご用意しているわけです。「1、2型」とも住み心地は同じく快適ですが、「1型」は、建設費が坪1万2,3千円高くなり、年間光熱費は低くなります。この比較をしていただき、どちらかの断熱仕様をお選びいただくというようにしています。 「1型、2型」の光熱費差額はシミュレーション値より「8,000円〜10,000円/年」とお話してきましたがデータはどうか?グラフ1をご覧下さい。「1型」の平均の方が、1年を通じて安く、特に冬期間は月に 2,000円〜3,000円の差が生じています。グラフ2を見てください。年間合計では「16,819円」の差額という結果です。ただし冬季間の差額は 9,584円であり、暖房費の差額はこれ以下と推測されます。「冬期間以外の差は何だろう?」という疑問がわきますが、エコキュートは同じ品番の物が、同様に設置されていますし、IHヒーターも同じです。「冷房費がかかっているのかも?」を調べる為に、1,2型の昼間と、夜間の電力使用量をグラフにしてみました。(グラフ3,4)ところが「冷房が使われるであろう昼間の使用電力は、両型ともほぼ同じ」という結果でした。両型の冬期間以外の電力使用量の差は、どうしてか不明ですが、家の断熱性能の差によるものとは考えられません。データ数がもっと増えてから、再度検証したいと思います。 以上より、現時点では「1、2型」の光熱費差額は、シミュレーション値と同じく「8,000円〜10,000円/年」と考えて良いと思います。 参考までに 先月号に掲載した分布図に「1,2型」を色分けしてみました。(グラフ5)、又同様に 先月号の地域別光熱費グラフに「1,2型」平均を別に表示しましたものがグラフ6です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1、光熱費起源CO2に限定して比較を 2、既存住宅と新築住宅は基準を分けて 3、新築住宅の規制を早めに ※光熱費起源CO2=電気、ガス、灯油等光熱費の基となる消費エネルギーから発生するCO2 (以下光熱CO2と表示) 家庭内排出CO2を具体的に削減するためにクリアーしなければならないポイントを3点上げてみました。先ず 1、光熱費起源CO2に限定して比較を 家庭内から排出するCO2は、4種類に分けられます。A:光熱費起源 B:水使用によるもの C:ごみの処理によるもの D:自家用車のガソリン使用によるもの(参考グラフ7)。 2、既存住宅と新築住宅は基準を分けて ![]() 2週にわたり「2008ランニングコスト調査」にお付き合いいただき有難うございました。この後、30件様のデータがそろったところで、又「へいへいほー誌上」で報告させていただきます。お楽しみにしてください。最後にOB客様のご協力によって、価値あるデータを発表できました事を心よりお礼申し上げます。
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