今回は太陽光発電搭載住宅のデータについてご報告させていただきます。

皆様ご存知のように、太陽光発電の中部電力による買い取り価格が昨年「24円/KWH→48円/KWH」へと倍増しました。本年度(2011年)設置された方は42円買い取りで、来年度設置された方は36or37円買い取りではないかと予想されています。このように、10年間で24円まで買い取り価格が順次下がっていきますが、昨年から10年間のうちに太陽光発電を設置した方は、設置から10年間その年度の買い取り価格が保証されます。
昨年度につきましては、昨年度設置の方とそれ以前から設置していた方が48円の恩恵を受けます。



グラフ1はH18年7月以降当社新築、全41棟中太陽光発電搭載の17棟様の平均データとなります。太陽光発電平均搭載は3.58KW、家族数平均は3.88人、床面積平均は41.0坪です。
やはり48円買い取りの効果は大きく、売り電費が買電費を70,110円上回っています。
当社はもともと買い取り価格24円の時に、光熱費ゼロ円住宅を提案してきました。
このデータから見ますと、10年経って24円の買い取りに戻ったとしても買電費が16,431円上回るだけです。ですので、買い取り価格が平常の24円に戻ったとしても4.2KWの太陽光を搭載すれば(データ平均3.58KWとの比較より)光熱費ゼロ円住宅は当たり前に建設できるということが分かります。



続いてグラフ2をご覧ください。
グラフ1に示されているように、太陽光発電を搭載している方の買電費の平均は102,972円/年です。この数字は実際に中部電力に支払った金額であって、太陽光発電のうち自家消費された電力による金額が加味されていません。この自家消費電力量を24円/KWHで換算し、買電費に加えたものがこの場合における年間光熱費の合計になります。
グラフ2における左側の棒グラフ(122,966円)がその値になります。
このグラフから分かるように太陽光発電を搭載していないご家庭の方が年間の電力料金が少ないという結果が出ています。原因は、太陽光を載せていますと買電費請求額が少なりますので光熱費に対するシビアさが少し緩むのではないのかなー、と思っています。(あくまで個人的な感想です。)




続いてグラフ3をご覧ください。これは、私どもが目標とする「夢のプラスエネルギー住宅」まであとどの位で到達するのか、を示したグラフです。プラスエネルギー住宅というのは、「消費電力量≦自家発電電力量」という住宅の事で、省エネルギー住宅建設に関わる者にとっての最終ゴールともいうべきものです。
このグラフで言いますと、買電力量ー売電力量=3,130KWHを発電できればプラスエネルギー住宅の完成です。
各年の日射量や各邸の屋根の向きなどによって違いはありますが、当地では平均的に1KWの太陽光で1,200KWH/年の発電が見込めます。(本年当社データでは1,239KWH/年でした。)
 プラスエネルギー住宅実現までの発電量3,130KWHを1,200KWHで割りますと=2.61、すなわち本年度の太陽光搭載平均3.58KW+2.61KW=6.19KWの太陽光発電を搭載すれば「夢のプラスエネルギー住宅」が実現します。
 当社でこの夢のプラスエネルギー住宅を建設した場合、40坪の住宅でスタンダードな仕上げであれば(屋根を片流れにする必要がありますが)太陽光を含めて2,400万円で引き渡し可能です。もし仮に万が一、日本の住宅が全てこの仕様の住宅になれば、現在日本が抱えているエネルギー問題(CO2削減25%、電力不足、節電等)は、ほとんど全て解決してしまいます。
 だからこそ、「夢のプラスエネルギー住宅」なのですが、当社では既に実験棟ではなく、商品化されているのが胸を張りたいところです。
 来月は、暖房と冷房について温度データを交えて報告したいと思います。        (S・小川)
戻る
次へ
ページ先頭へ