発見1 諏訪地方では、冬のほうがお湯をたくさん使う
前回に続き、給湯に要する電力量、についてお話します。「給湯電力量は、何に影響されるか?」といえば、「湯使用量、水温、器具効率、気温」の4要素です。この内、器具効率はエコキュートと電気温水器では大きく違ってきますが、お互い電気温水器であれば、その差は無視してよい。また、気温の影響は、温暖な地域では、ほぼ無視してよい。当社の建物では、温水器は、断熱層の内側に設置しますし、配管も断熱層の内側を通りますから、温暖な地域において屋外設置した場合よりも、気温の影響を受けない。
そうしますと、給湯電力量は、湯使用量と水温によって決定されるわけです。ここで前回の表、「中部地方のシミュレーション(住まいと電化より)」と、「当社お客様平均」に再登場願います。(表1,2)
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| この表のポイントは2点。「住まいと電化のシミュレーションでは、42℃湯使用量を、年間ほぼ一定と仮定していること」「諏訪地方の水温(注1)は、名古屋地方より安定している」という事です。 (注1 水温について)この表で、諏訪地方の水温として採用しているのは、岡谷市(深井戸)のデータです。茅野市 諏訪市のデータももらいましたが、水源地の水温データなので、1年中ほぼ一定(12℃‾16℃)でした。岡谷市は、水道の蛇口水温データですので、これを採用しました。諏訪地方の水道は、水源が湧水なので、この岡谷市の水温データを使用しても、市町村による大きな誤差は生じないと思われます。 (住まいと電化)のシミュレーションも、データに基づいて行われたものでしょうが、(実際 季節によってお湯の使用量が変わるとは考えにくいですよね)当社のお客様実績では、表2の様に冬季の湯の使用量が増える傾向が読み取れます。主婦の皆さんの実感としてはどんなものでしょうか? |
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| 発見2 家庭によって大きくバラつく湯使用量 |
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| 続いて 当社お客様の、蓄熱暖房を使用しているお客様も含めた、給湯電力量、湯使用量の一覧表をごらんください。(表3) |
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| 2世帯住宅 一人住まいの方は除いてあってこの結果です。正直言って、この使用量の差に驚きました。 最少のA邸と最多のP邸では、年間電力使用量の差が3,573KWH 、率にして190%という大差が生じています。予想を大幅に上回る使用量の差です。しかもA邸、P邸が突出しているのでなく、4000KWH〜7500KWHまで 何KWHが標準といえないように使用量が均等にバラついています。使用量と家族人数、延床面積には、相関関係はみられないので、まさしく「各家庭の使用状況によって異なる」としか言い様が有りません。給湯電力量のシミュレーションに際しては、使用状況の聞き取りが不可欠であると痛感しました。 |
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| 給湯を制するものは、省エネを制する |
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| 省エネを制するには、照明も、暖冷房も、給湯も、家電も総合的に進めるべきであるのは、まさしくそのとおりですが、特別に給湯に注目する理由はというと、1つには、湯使用量は水道使用量に直結すると言う事。当社はランニングコストゼロ住宅の普及を目指していますが、このランニングコストとは、光熱費の事を意味しています。しかし、ご家庭では、「水道光熱費」が月々決まって出て行くお金になります。今回の調査を通じて、上下水道料の節減に関する当社の取り組みは不十分なものであったと大反省しています。節水トイレ シャワー手元スイッチ 食洗器等の導入は依然どうりに進めますが、早急に取り組む課題として「風呂残り湯の再利用」をあげます。風呂の残り湯は、「水」としてもまだまだ価値を残していますし、「熱」としても「42℃x300L」の価値を残している大変再利用価値が高い材料です。荒筋は固まっていますので、近いうちに(半年をめど)具体的な提示を皆さんに行いたいと思います。 |
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| 暖房に要する電力量 灯油量 |
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| 暖房エネルギーのシミュレーションは、決められた計算方法があり、それにのっとてエネルギー量を計算します。「Q値、日射取得、内部発生熱、床面積、平均気温」を数値化して計算するわけです。当社では2000年以降、この数量を計算してお見積り時にお客様に提出しています。このシミュレーション値と実際の使用量との比率が大事な数値になります。 |
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| 電気蓄熱暖房は実消費率62% |
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表4 電気蓄熱暖房器による暖房エネルギー ![]() |
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| 表4は蓄熱暖房器を使用した際の暖房エネルギー量です。計算値と実消費量の比率は平均で62%、最大でも74% 「計算値の74%以下には納まります」とお客様にお話しても良いと思われます。なお このデータの平均坪数は、48.6坪ですので、他社と比較しやすく40坪に換算すると5,146KWHとなります。金額に換算すると税込み40,520円(40坪) という額になります。 |
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| FFストーブは実消費率32% |
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![]() 表5をご覧下さい。FFストーブを使用した際には、実消費量との比率は、なんと平均で32%最大でも35%という集計です。「ゼロエネルギーハウス」の特集でも触れましたが、FFストーブの制御性の良さがこういう数字に現れるのではないでしょうか。平均坪数が42.3坪 平均消費量が445Lですので、40坪換算ですと420L 税込み19,900円(40坪)という額になります。 |
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| 表5をご覧下さい。FFストーブを使用した際には、実消費量との比率は、なんと平均で32%最大でも35%という集計です。「ゼロエネルギーハウス」の特集でも触れましたが、FFストーブの制御性の良さがこういう数字に現れるのではないでしょうか。平均坪数が42.3坪 平均消費量が445Lですので、40坪換算ですと420L 税込み19,900円(40坪)という額になります。 今月はここまでですが、来月は、ランニグコストのまとめと、いよいよ居住感アンケートの報告に入ります。数字ばかりで退屈ですが、来月は、実際にお住まいになっているお客様の生の声ですので、お楽しみにお待ち下さい。
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