今月はランニングコストのまとめと、住まい感アンケートについて報告します。

 先ずランニングコストについて、3ヶ月にわたって、太陽光発電 一般家電、給湯電力、暖房に要するエネルギーと分けて報告してきましたが、
平均を総合してみます。

ランニングコスト(支払い金銭)

当社のお客様が支払っている光熱費の平均額(税込)は40坪換算で、Aタイプ(蓄熱暖房器)172,278円、 
Bタイプ(FFストーブ)152,356円、という額になります。
(表1)時間帯別電灯10kv マイコン割引4k という設定で計算しました。



 太陽光発電3kwを、搭載しますと 2002,2003年の平均額81,133円を控除して、A,Bタイプ各々、91,145円(A) 71,223円(B)となります。
全館暖房 24時間換気 オール電化ということを考えますと、かなり低い額だと思えますが、これに加え、エコキュート(ー28,843)、高性能エアコン(ー26,548)、太陽光発電4KW(ー27,044)を組み込みますと、Aタイプで年間ランニングコストが、8,710円になると試算されます。あとは、一般家電の省エネ製品導入がはかられれば、まさしくゼロエネルギーハウスの実現です。来年は、エコキュート採用のご家庭の電力量が数件いただけるので、この検証も兼ねた報告ができると考えています。
来年の報告も楽しみにしてください。

エネルギー消費量

 前項では、支払い金銭というポイントから光熱費を考えました。
これは、各エネルギーの単価、基本料金といった要素が大きく影響します。
各ご家庭では、この額が最も気になるところです。しかし、国のレベルでエネルギー消費を考えますと、各家庭が、いくら光熱費を払っているか、という事よりも、一体どれだけのエネルギーを消費しているのか、ということの方が問題となります。それが、グラフ1です。当社お客様の数値は、全国平均より高く、北海道、東北、北陸地方平均、よりは下回っています。家の大きさも、家族人数もまちまちでしょうが、1世帯当たりの統計では、グラフ1の様になります。

 
グラフ1








出典(株)住環境計画研究所「家庭用エネルギー統計年報2001年版」

 諏訪地方の気候条件は、北海道と東北地方の中間くらいです。また、全館暖房率は(新築、既存含め)、北海道で50%以下、東北、北陸では30%以下と思われます。その点を考慮しますと、当社お客様の平均値は、非常に高い省エネレベルにあるといえます。これに先ほどのエコキュート、高性能エアコンを装備し、太陽光4KWを搭載しますと、11,643Mj/年となり飛びぬけて低い数値になります。

 尚 太陽光発電は、発電電力量を、環境を汚さず自給している事になりますから、省エネルギーへの寄与は、大変高くなります。ちなみに表2の下端に、太陽光3KWを搭載した場合の当社平均を付表ましたが、四国地方の平均より低くなります。

グラフ2は、一世帯当たりの消費エネルギーの内訳と総量をグラフにしたものですが、当社の客様は、全国的に見て、給湯エネルギーを多めに消費している。と言う結果が表れています。「給湯を制すものは、省エネを制す」1日も早く対応したいと考えています。
グラフ2









出展(株)住環境計画研究所「家庭用エネルギー統計年報2001年版」

 消費エネルギーの環境負荷を考える際、1次エネルギー(加工前のエネルギー量)に換算して比較します。電気は1次エネルギー換算値が高いため、一層の省エネ努力、工夫が必要とされます。[オール電化、と省エネ] は必ずセットで行われるべきものだと言えます。

住まい感アンケート

 当社のテーマ「快適な省エネ住宅」、我慢して 震えて暮らしての省エネでは価値がありません。省エネは、お客様からのデータが示してくれますが、快適性は、アンケート結果に表れると思います。お客様の生の声を集計しました。

 集計数は、20件 (内訳 電気蓄熱暖房13件 FFストーブ7件 エアコン設置5件)

A.冬期間

問1「浴室で寒さを感じましたか?」

・有りの方のコメント 「最初ひんやりとする時があった。」
           「やや寒さを感じた」



問2「脱衣場で寒さを感じましたか?」

・有りの方のコメント 「16℃になった。」
           「やや寒さを感じた」



問3「トイレで寒さを感じましたか?」

・有りの方のコメント 「程度:軽く」



問4「寒いと感じたことがありますか?」

・有りの方 場所: 「1階リビング他」 7件(全 蓄熱暖房)
          「2階子供室」 1件(FF暖房)
      時間: 「夜8時頃〜11時頃」



CH: 蓄熱暖房器使用の方が、最寒期の夕方8時頃に放熱しきってしまう事がある。FF暖房使用時に2階に熱が良く回っていないことがある。と言ったことが原因として考えられます。

問5「どんな寝具をお使いですか?」



CH:真冬でもフトン1枚と言う方も結構いらっしゃいます。

問6「暖房器具を使用した期間を教えてください?」





CH:9月‾6月までと言う回答の方がいらっしゃって驚きました。

問7「結露は発生しましたか?」



CH:結露有りとお答えの方のうち、家全体に結露が見られることはなく、特定の部屋に限る、とか加湿器を使用した際に水滴がつくと言ったお答えが大半でしたが、中に2階各室に、窓枠まで水滴がたれたと言う回答の方がおられ、2階の温度を少し上げる必要があるのではと思います。


今月は、ここまでにして、来月は、「冬期間の室内乾燥、夏期間の暑さ、換気について他」の項目についてアンケート結果を報告します。「蓄熱暖房の容量切れ、結露の発生」等、当社の見解を示すべき事項もございますが、来月号にてまとめてコメントします。

戻る
次へ
ページ先頭へ