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第一回. 住宅の評価基準と地域ビルダーの役割り
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| 一般の人にとって「住宅は生涯で最も大きな買い物である」と言われています。衝動的な買い方をする人もいらっしゃる様ですが、ほとんどの場合、ある期間何らかの形で研究し、プラン、資金計画、性能、外観、価格等を比較しながら、業者を選定していると思います。本来、高額の商品であればある程、選定の基準となる、共通の評価基準(数値化)が必要のはずなのですが、残念ながら住宅に関して、数値化されている部分が非常に少ないのが実態であります。車ですと、2000CCで燃費は15Lとか、ユーザー側が購入する際の目安が、多々あるのに、何故、住宅にはそれが少ないのでしょうか? 共通の評価基準を明示しずらい物ではあるわけですが、少なくとも確実に表示出来る部分の「住宅の熱的環境」についてさえも、数値化されていない事は、ビルダー側の怠慢と言えるのではないでしょうか。一般のユーザーさんにとっては、その「熱的環境」を数値で示す事が出来るのかどうかさえ知らない事なのでしょうが、実は、熱損失係数という数値で明確に示す事が出来る物なのです。 この他にも、共通の評価基準として、数値化して行く必要のある部分は、多々有ると思われます。例えば、耐火・耐震・耐久等の部分については、生命にも関わる事ですので、行政指導も含め、ぜひ実現してゆくべきと考えます。 諏訪平周辺は、冬寒く、湿気は少ないが夏暑いといった気候特性を持っています。この気候特性を十分考慮した家造りが大切です。そのためにも地域のホームビルダーの役割は重要と言えます。 私は、建築を請け負う側にいる者でありますが、家に対する知識として必要な事は、建築に対する知識が基本なのですが、それと同様に、気候特性を分析した上での家づくりが重要なポイントとなると考えています。具体的には、年間の最低温度、最高温度、同湿度を考慮した断熱、構造、工法である事。年間の日の出、日の入の場所を考慮した家の配置。?年間の風向き、風速を考慮した間取り、外観。年間の日照を考慮した間取り、窓、窓面積、などです。この様なポイントを充分に理解し、ビルダー、ユーザーが共々、地域に根ざした家造りをしてゆく事が、大切であります。しかし、これを実現する為には、地域ビルダーの質の向上が必要なことも確かです。 さて、ユーザーさんが、住宅を決める際のポイントは、どこにあるのでしょうか? 一、有名だから 二、安いから 三、知人がいるから 四、冬、暖かい家と人に聞いたから……種々様々な決定時の要素があり、人それぞれで良いのだと思います。しかしながら、文頭に書いた様に、住宅は生涯で最も大きな買い物です。 この『家づくり考』を通じて、マイホーム計画の参考になるご提案をさせていただこうと考えております。今回は少々堅い話しになりましたが、次回は、暖房機についてお話しさせていただきます。 |
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