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![]() グラフ1 ![]() ![]() ![]() グラフ1: 最寒期1月25日から29日まで5日間の各部屋4時間ごとの温度変化です。H邸では、夕方薪ストーブをつけ、10〜11時頃オキの状態で消えるがままにし、朝6時頃FFをタイマーで点けるそうです。牛山邸では、1,2階にFFストーブが有るのですが、夜半はストーブを止めているそうです。室内温度が外気温の影響を受けているのが読み取れます。対してY邸は夜間に蓄放熱を同時に行いますので、外気温の影響をほぼ受けません。 グラフ2 ![]() ![]() ![]() グラフ2: 2月の各部屋平均温度と一番温度の高い部屋との温度差のグラフです。Y邸は蓄熱暖房器が各部屋に有り、「熱源の分散、」が行われていますので、各部屋の温度差は、1度以下です。H邸、牛山邸は、熱源が1つなので、各部屋の温度差が発生していますが、H邸では、快適の基準とされる3度差以内に収まっています。又H邸の1階リビングは、吹き抜け下部の事ですから、吹き抜けの上下で1.8度の温度差というのは好成績であると思います。又平均温度が高いのは、薪ストーブの放熱量が必要量に対して大きすぎるためだと思われます。牛山邸は、平均温度が低いのが気になります。「結露する」と言う事ですが、窓性能に加えて、温度が低めなのも影響しています。部屋の温度差4度は、基準をややオーバーしています。 グラフ3 ![]() ![]() ![]() グラフ3: いわゆる「自然温度差」(無暖房状態で、屋内外に生じる温度差)のグラフです。10月の外気温、リビングの温度差を「自然温度差」とみなしてよいと思います。 Y邸は、「夏の暑さ対策」を第一に考え、南面にも「高遮熱ガラス」を使用しています。対してH邸は、南に軒、ベランダがあるので、3シーズンの日射取得をねらって、南面にLOW-Eガラスを使用しました。牛山邸もかなり高い数値です。これは、南面が普通ガラスであり、日射透過率がさらに高いためと考えられます。 表2 各部屋、時間ごとの温度差は少なければそれに越した事はないのでしょうが、許容範囲であれば、良しとしてよいと思います。お寝み中などは、温度がやや低い方がすごしやすいと言う方も大勢居られるように思います。個人差も有りますので、ご自分に適した温度環境を調整できるシステムかどうかが大事だと思います。 「各部屋、各時間の温度差は、断熱性能より暖房システムによる影響が大きい」と言う事は、以前からよく言われていました。暖房システムを充実させると、住宅性能をそれほど引き上げずとも快適な温度環境が作れる。さてそうなりますと、「何のためにそれほど高断熱化するのか?」と言う疑問がわきます。その答えが表2です。「答え=ランニングコストが違います」 H邸は、太陽光発電が塔載されていますので、それをマイナスしますと年間の光熱費が13万円ほどになります。Y様宅も、H様宅もこの様な温度環境を48坪維持するのに13〜14万円でまかなえたと言う事なのです。 先日 ある建設会社(高気密高断熱住宅を得意とする)がオール電化、40坪位3〜4人家族で「年間光熱費21万円」と言う実績を宣伝していました。一般的には「年間21万円」は十分宣伝に値すると言う事が、牛山専務宅の年間光熱費を見るとよくよく理解できます。(ちなみに小川宅は、これより2万円ほど余分にかかっています)
最後に 「住まい感アンケートにご回答頂いた快適性を、実際の温度データで実証したい」という思いで、この調査が行われました。頂いたデータはまさしく宝の山なのですが、「データの分析に鋭さがない」と言うのは、書いている本人が一番自覚しています。もっといろいろな角度から検討を繰り返し資料にまとめたいと考えています。4ヶ月のお付き合い有難うございました。 尚、このデータロガーを紹介していただき、かつ初回調査のモニターを引き受けていただいた今井寛様にこの場を借りて深くお礼申し上げます。 |











