冬山の山麓を歩く
文・写真 牛山与広

12月20日ついに諏訪の平らに初雪が降った。日中の気温も0度位で風も強い。日本全土が大荒れらしい。
11時から原村で上棟式があり、ほぼ吹雪状態の道を八ヶ岳に向かって車を進める。山全体は遠目からも、大荒れだと解る。しかし八ヶ岳自然文化園あたりから上の標高1800M位までは僅かながらも吹雪雲の合間から力なく太陽が差し込んでいる。昨日TVで見た「北の国から」の富良野の風景と同じだ。 冬山は、装備もないし、恐ろしいと言うイメージしかないので、行こうとは思わない。
シカシである。絶対安全な場所なら、車から1時間位の行程ならば、ちょっとだけなら、たしなむ程度なら、行ってみたいのである。「阿弥陀聖水〜御柱山〜不動清水の往復」だったら行けそうな気がする。
そんなわけで、21日(日)早朝より出かけてしまった。午後からはお客様と打ち合わせがあるので、昼頃までに戻れば良い。原村ペンションビレッジを抜け、アイスバーンの丸山別荘区から広河原方面に車を進める。立場川の底から雪煙が舞い上がる。その視界の向こうに阿弥陀岳に通じる南稜、その先に権現岳の切り立った山容が見え隠れしている。ペンションから15分程で、舟山十字路に到着。ここを右に曲がれば阿弥陀聖水まで僅かである。しかしながら、冬山登山者の一群がテントを張り通行できない。「おいおいここは君らだけの物ではないよ。」と言おうと思いつつも、言える訳も無く、そっとつぶやき道路端に車を止め御柱山方面に歩を進めた。
自分なりに考えられる全ての装備、服装である。真っ白でまだ誰も歩いていない道を歩く。
気温は−11度。雪は10Cm程度で雪の無い時に比べると小石がない分だけ歩きやすく感じる。虎姫神社までの広い道は難なく歩き通せる。南方に甲斐駒ヶ岳、千丈岳、等の南アルプスの山頂が朝陽に染まり始める。真っ白な峰が薄い橙色に染まり、青、橙、白の3色のコントラストが美しい。急いでデジカメを取り出す。シャッターを押そうとするが何と電池切れである。「なんてこったい。それは無いだろう。」と言ってみても後の祭りである。
車に戻れば予備電池が有る。山頂を目指す事が今回の目的でもないので、30分かけて戻ることにした。先ほどまでの晴れ空が一瞬にして曇り視界10Mの世界となった。
「これが冬山なのだ。」と何となく嬉しくなり歩も早くなる。車まで戻って電池交換をすると「もう同じ道を歩く事は絶対嫌である。」と力強く宣言してしまい、原村自然文化園〜八ヶ岳農場の散策に急遽変更とした。自然文化園下のマルヤチ湖はここ数日の冷え込みで全面結氷している。十数年前このマルヤチ湖で氷上結婚式が行われTVでも放映された事を思い出す。
朝陽が斜めに氷上を照らし、その上に阿弥陀岳、横岳、天狗岳、硫黄岳が真っ白にそびえ立っている。阿弥陀岳南稜のP1辺りは、強い風に雪が飛ばされ、雪煙になっていることが解る。ツルツルになった白樺道を歩く。ズルット滑り、コテンと倒れる。
「これじゃー、冬山なんか無理だわな。」と納得しつつ、朝焼けに染まった八ヶ岳。
諏訪盆地から北アルプスに続く雄大な風景にしばし感動しつつ、冬山山麓の小散策は終了となった。
文・写真 牛山与広

12月20日ついに諏訪の平らに初雪が降った。日中の気温も0度位で風も強い。日本全土が大荒れらしい。
11時から原村で上棟式があり、ほぼ吹雪状態の道を八ヶ岳に向かって車を進める。山全体は遠目からも、大荒れだと解る。しかし八ヶ岳自然文化園あたりから上の標高1800M位までは僅かながらも吹雪雲の合間から力なく太陽が差し込んでいる。昨日TVで見た「北の国から」の富良野の風景と同じだ。 冬山は、装備もないし、恐ろしいと言うイメージしかないので、行こうとは思わない。
シカシである。絶対安全な場所なら、車から1時間位の行程ならば、ちょっとだけなら、たしなむ程度なら、行ってみたいのである。「阿弥陀聖水〜御柱山〜不動清水の往復」だったら行けそうな気がする。
そんなわけで、21日(日)早朝より出かけてしまった。午後からはお客様と打ち合わせがあるので、昼頃までに戻れば良い。原村ペンションビレッジを抜け、アイスバーンの丸山別荘区から広河原方面に車を進める。立場川の底から雪煙が舞い上がる。その視界の向こうに阿弥陀岳に通じる南稜、その先に権現岳の切り立った山容が見え隠れしている。ペンションから15分程で、舟山十字路に到着。ここを右に曲がれば阿弥陀聖水まで僅かである。しかしながら、冬山登山者の一群がテントを張り通行できない。「おいおいここは君らだけの物ではないよ。」と言おうと思いつつも、言える訳も無く、そっとつぶやき道路端に車を止め御柱山方面に歩を進めた。
自分なりに考えられる全ての装備、服装である。真っ白でまだ誰も歩いていない道を歩く。
気温は−11度。雪は10Cm程度で雪の無い時に比べると小石がない分だけ歩きやすく感じる。虎姫神社までの広い道は難なく歩き通せる。南方に甲斐駒ヶ岳、千丈岳、等の南アルプスの山頂が朝陽に染まり始める。真っ白な峰が薄い橙色に染まり、青、橙、白の3色のコントラストが美しい。急いでデジカメを取り出す。シャッターを押そうとするが何と電池切れである。「なんてこったい。それは無いだろう。」と言ってみても後の祭りである。
車に戻れば予備電池が有る。山頂を目指す事が今回の目的でもないので、30分かけて戻ることにした。先ほどまでの晴れ空が一瞬にして曇り視界10Mの世界となった。
「これが冬山なのだ。」と何となく嬉しくなり歩も早くなる。車まで戻って電池交換をすると「もう同じ道を歩く事は絶対嫌である。」と力強く宣言してしまい、原村自然文化園〜八ヶ岳農場の散策に急遽変更とした。自然文化園下のマルヤチ湖はここ数日の冷え込みで全面結氷している。十数年前このマルヤチ湖で氷上結婚式が行われTVでも放映された事を思い出す。
朝陽が斜めに氷上を照らし、その上に阿弥陀岳、横岳、天狗岳、硫黄岳が真っ白にそびえ立っている。阿弥陀岳南稜のP1辺りは、強い風に雪が飛ばされ、雪煙になっていることが解る。ツルツルになった白樺道を歩く。ズルット滑り、コテンと倒れる。
「これじゃー、冬山なんか無理だわな。」と納得しつつ、朝焼けに染まった八ヶ岳。
諏訪盆地から北アルプスに続く雄大な風景にしばし感動しつつ、冬山山麓の小散策は終了となった。
完成見学会のご案内
- 【完成見学会予定】
-
7月下旬予定 諏訪市
見学会詳細はこちら>>
最新住宅地情報
最新へいへいほう
・へいへいほうはクリエイティブホームの情報誌です
☆最新へいへいほう
☆へいへいほうバックナンバー
☆祝!へいへいほう100号記念『OB客様からのメッセージ』
☆祝!へいへいほう100号記念『社長と編集長の対談』
☆最新へいへいほう
☆へいへいほうバックナンバー
☆祝!へいへいほう100号記念『OB客様からのメッセージ』
☆祝!へいへいほう100号記念『社長と編集長の対談』
- 暖かいけれど光熱費がかからない
- CO2発生量を激減させる
- 地震に強い
